生き餌しか食べず無駄な動きもしないストイックな態度が功を奏したのか、短期間で順調にヒレが回復しつつあるセレスさん。
隣に美人のメスを配置した途端に見たこともないほどモコモコの泡巣を作りやがった。
他のオスはメスの姿が見えなくても趣味の一環のように泡巣を作る中、自分は色恋沙汰には興味がないんだぜいというツラをしていたくせに、いざメスと見合いをさせたら他のどのオスよりも泡巣がデカい。
でもまぁ男なんてこんなものかもしれない…とベタのお見合いを眺めながらこの世の真理について考えてしまう夏の夜。