次回?????完結??????ウソやと言って???
ストーリー的に「そうはならんやろ」な強引でご都合主義なところもいっぱいあったけど、この作品の勢いに身を委ねて読む感じ大好きだった。
でも復讐を果たして、黒羽根さんの戦いは一段落ついたんだもんね。
肉体的に痛々しい描写よりも、正義に憧れていた葉山が週刊誌の記者になったことで、だんだん人の秘密を暴くことに楽しみを覚えてしまって、そんな自分を自覚した時のショックとか、でもやっぱりゲスな喜びを否定できないとか、そのゲスな好奇心が取材力に繋がって記者としては成長してしまうとか、精神的な葛藤に関する描写が好きだったなー。
部署移動した葉山はどうすんだろ、自分の中に「他人の秘密を暴いて興奮する黒い部分」があると知った彼が、このまま漫画部署で念願のお綺麗なヒーロー漫画を描くとは思えんのだが…。
ストーリーに無理があっても、キャラの心情が人間らしければ、作品として面白い。
恋ヶ崎ちゃんもそうだけど、強引な超展開だろうと、登場人物に人間味があれば、むしろシナリオのリアリティ等で守りに入ることを捨ててる分、エンタメに振り切れて面白いっていうか。
とにかく好きだった『東京ネオンスキャンダル』。
この一年半、日曜日がとても楽しみだったよ…黒羽根さんロスになりそう。
おっぱい焼肉紳士の集いでカツラ取った時の黒羽根さん最高にかっこよかった。
多分、この変装してるっぽいの黒羽根さんなんだろうな~って予想はついてても!
あの見開きと笑顔とカツラと牛生肉とおっぱいでいっぱいの画面で何故か感極まって涙ぐんだ。
葉山は巨悪相手に何話分も一人で頑張ったんだよ。
でも駄目だったとこに黒羽根さんが皮肉と共に颯爽と助けに来てくれて胸熱でした。
しかし東京ネオンタワー編が濃い味付けだったから、最終決戦である赤獅子編がアッサリ終わった感があって肩透かしなのが勿体ない。
話数的には同じくらいのボリュームなのに。
赤獅子は大層なコネがないから個人を扇動するしかなく犯罪が小規模になってしまう。
ネオンタワー編の時は政治家が絡んでメディアにも圧がかけられて、命懸けで撮ったスクープ記事も差し替えられて…と、国家権力に踏みにじられる理不尽さがいっぱい出てきたからな。
こってりした前菜(東京ネオンタワー編)と、薄味なメインディッシュ(赤獅子編)というバランスの悪さだけが消化不良なんだけど。
でも凄く面白かった…来週が寂しいけど楽しみ。
大広間ヒロキとルリ様が好き。
間宮兄妹も好きとは言い難いけど印象は強い。
ゼロから出直した五味トラオに幸あれ。
あー…来週つら…でも読みたい…。