疲れた時に読む『小説永井荷風伝』から好きな場面を。
文庫版118p概要↓
ある日、(はるお先生は)かふー先生の家の玄関で6、7回も呼んでみたが何の音沙汰もない。
帰ろうとしたらシャツとズボンをまくったかふー先生が出てきて「声は聞こえたけどこんな姿で板の間を掃除してたから出るに出られなくて」と言われ。
「いえ、今日は特に用事もなかったので帰ります」
「まぁそう言わずに入りなさい」
と招き入れられて文学の話をしてもらった。
門人一人を門前払いするのにこれだけ気を遣って言い訳するなんて、傲慢ぶってるけど内心は小心で優しい人だと思った^^
↑みたいな内容なんだけど。
用もないのにアポなしで目上の人の家を訪問して6回も7回も呼ぶのって普通なん…?
というのがめっちゃ疑問だった。しかも相手はかふー先生やし。
まぁ携帯とかない時代だから、近くに来た段階で連絡入れて約束を取り付けるとか出来ないし、当時の感覚ではそうなのかも?
こういう感覚の時代差はどうやってぐぐればいいのグーグル先生。
他にも、はるお先生はサラッと書いてるけどソレかふー先生的には地雷じゃね…?みたいなヒヤッとする場面が結構あって、大昔の話なのに心臓に悪い。
はるお先生はほのぼのエピソードとして書いてるっぽいのがまた、こりゃさぞ気が合わなかっただろうなぁと切ない気持ちにさせられる😞