日記

カテゴリー(スマホ版は画面下部)で雑記と小説を分けています。

初めてのお風呂・後編

 

綿毛をお迎えしてしばらく経った頃。

関係破綻の恐怖から先延ばしにしていたお風呂に挑戦することにした。

プラスチックケースにぬるい湯をはり、友人がくれた猫用シャンプーを薄めて洗います。

 

肝心の入浴シーン。

忙しなさと感動のあまり写真を撮りそびれるという大失態を犯してしまった。

それ以外の写真は記事の後半に。

結論から言うと綿毛は風呂好きの霊鳥だった。

動画サイトの鳥たちと同様、微動だにせずお湯につかる綿毛…。

頭からシャワーをかけても全く動じない綿毛…。

全身シャンプーをされても「よきにはからえ」状態の綿毛…。

すすぎ後もプラスチックケースのお風呂に居座って出ようとしない綿毛…。

長湯はアカンと抱き上げた途端ババババババババババババババババババと羽ばたいてキレ散らかすくらいにはお風呂好きだった。

収拾がつかなくて風呂に戻した途端に ( ˘ω˘ ) ←こんな感じで冷静になる綿毛。

放っておいたら一日中入ってそうだけど風呂は体力を消耗するし…と入浴強制終了。

再びババババババババババババババババババとキレ散らかす霊鳥を抱えて風呂場を出た。

 

霊鳥の入浴はこれで終わらない。

この後はタオルで拭いた後にドライヤーをせねばならないのだ。

お湯はクリアしたが、音に敏感な鶏がドライヤーをさせてくれるものなのか。

飼い主の不安をよそに、アッサリとタオルに包まれて体を拭かせてくれる綿毛。

何でおまえ風呂に関してこんなにチョロいの…?

 

さて、入浴前→タオルドライまでの綿毛の変化。

Before

 

After

ア゛ァーーーーーッ!!!!

れ、霊鳥が怪鳥に…😨

 

霊鳥は上げ底で量を誤魔化すコンビニスイーツのような鶏だった。

主な調理法がスープなのも納得がいく。食べようにも肉がない。

 

綿毛の体温が下がる前にドライヤーをする。

ゴォーーーって音がしても全然気にせず、私の膝の上でドライヤーの温風を受ける綿毛。

車の音にはビビるのにドライヤーは平気なんだ。気持ちよさそう。

そのうち毛もフカフカに戻ってきて、ドライヤーの風になびいている。

 

フワンフワンになりました。

持つとフッカァ…ってしてる。

軽やかな抱き心地。

 

カフカすぎてクチバシがないとどこが前だか…。

綿毛の周りをウロついて写真を撮る飼い主。

 

「こっち見んな」

スンマセン😂

 

こうして初お風呂は想像以上に良い感じで終わりました。

更に嬉しいことに、これを境に綿毛は明らかに懐いた。

自分から膝に乗ってきてウトウトするし、クチバシを撫でさせてくれるし、他にもいろいろ距離が縮まった。

私を「温かくて気持ちのいいお湯に入れてくれる人」とでも認識したんだろうか。

風呂好きな私のところに風呂好きの鳥がくる。

ワクワクな運命だ。

そして、綿毛がこんなにお風呂大好きなら、一緒にお風呂に入ってみたいかもしれない…という、少し前までは別宇宙の話だった「鳥と入浴」に興味が出てきてしまった。

同じ湯舟は無理でも、バスタブに私が、洗い場に用意したプラケース風呂に綿毛が…というのはいけるかもしれない。

何なら私は足湯で構わないからバスタイムを分かち合いたい。

ウコの国は近づいた( ˘ω˘ )